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道の駅を拠点とした交流人口の拡大を目指して

あびら観光協会 ふるさと納税を身近なものに

北海道安平町(あびらちょう)は、札幌市から直線で約50km、「北海道の空の玄関」新千歳空港から約14km、「北海道の海の玄関」苫小牧港から約25kmと、陸海空の好立地に恵まれた場所に位置し、交通アクセスの良さが魅力。また北海道の中では積雪が少なく、比較的温暖な気候で住みやすい環境です。

ディープインパクトやジェンティルドンナを始め、数多くのG1馬を輩出しており、競走馬の生産にも力を入れています。

今回は安平町のふるさと納税業務を委託されている一般社団法人あびら観光協会の西嶋 基さんに話を伺いました。

01_1_安平町.jpg安平町の菜の花畑

01_2_安平町.jpg

安平町の良さを広めたい

安平町の豊かな自然やスポット、特産品など町のPRを行っているあびら観光協会は、道の駅の開業を目指し2016年に法人化しました。併せて同年より、安平町のふるさと納税業務を受託しています。

法人化のきっかけとなった道の駅は「道の駅あびらD51ステーション」として2019年に開業。

名称にもなっている「D51」は「蒸気機関車D51 320号機」のこと。かつて鉄道のまちとして栄えた町の歴史とともに、特急列車「キハ183系車両」が展示されている鉄道資料館を併設しています。また、旬の野菜やチーズ、ソーセージといった特産品のほか、地元食材を使用した焼き立てパンなどを販売しており、新千歳空港から車で約30分のアクセスの良さからも来館者は年間約63万5千人。ハイシーズンには約10万人/月が訪れる人気の道の駅で、某旅行サイトでも道の駅満足度ランキングで4年連続トップテン入りを果たしています。

02_道の駅.png

「道の駅あびらD51ステーション」

安平町はチーズ発祥の地でもあります。1933年に日本で初めて本格的なチーズ専門工場がこの地に建設されたことがはじまりとされており、以来、チーズは町の特産品となりました。

他にも、安平町追分のブランドメロン「アサヒメロン」や、白いトウモロコシ「ロイシーコーン」、絶景スポットでもある安平町の菜の花畑から100%採取されたはちみつや菜種油といった地域特性を活かした特産品がたくさんあります。

03_チーズ.jpg

安平町特産品セット (チーズセット&かしわのたまご)

「道の駅あびらD51ステーション」の活用

町として、これら特産品をどう周知していくか、どうしたら寄付者様から寄付が集められるのか、という課題がありました。

そこで2022年3月、お礼品づくりのノウハウやサイト登録方法といった町内事業者向けセミナーを開催した安平町。さとふるの担当者も講師として参加しました。

参加した地元事業者の皆さんは、特産品をふるさと納税のお礼品として提供できるように、ECサイトでの見せ方やバリエーションの検討などを実施。

「次に必要なことは、どのようにして当町のお礼品を多くのお客様に知っていただくか、そして寄付行為につなげていただくかということだと考えました」(西嶋さん)

地元事業者の頑張りを無駄にしないため、まずは周知することが町の任務だと感じた観光協会は、その手段を検討しました。そこで思いついたのが、多くの来館者が訪れる道の駅でふるさと納税をPRすることだったそうです。

「多くのお客様が来館されるこの『道の駅あびらD51ステーション』を有効に活用し、道の駅で販売しているものがふるさと納税のお礼品にもなっていることを周知したい、と考えたことがきっかけです」(西嶋さん)

道の駅で販売されている特産品は、安平町のお礼品としても提供されているものが数多くあります。

「事業者様から新商品入荷の際には、ふるさと納税のお礼品として提供できるか確認し、可能であればお礼品登録申請のご案内をしています。また、事業者様が特産品の開発をする際には、道の駅だけで販売するのではなくふるさと納税のお礼品として提供できるか、ギフト提案できるかという点を意識していただくようお声掛けしています」(西嶋さん)

この仕組みを活かし、道の駅で町の特産品を広め事業者の販路拡大を目指すと同時に、特産品を実際に目にした来館者に「ふるさと納税」という選択肢も提供し、寄付につながるよう取り組んでいるのだそうです。

具体的にはどのような取り組みなのでしょうか?

04_道の駅内部の様子.png「道の駅あびらD51ステーション」店内の様子

道の駅deふる納しよう!の誕生

早速、道の駅内にふるさと納税の案内コーナーを設置。常時人気のお礼品24アイテムを紹介しているそうです。

ポイントはその場で寄付ができること!

お礼品の紹介パネルにはQRコードが掲載されており、スマートフォンなどで読み込むことでさとふるのお礼品ページへアクセスすることができます。また、パネル横には同じくQRコードが記載された手のひらサイズのお礼品カードも設置されています。

複数候補がある場合、家族で話し合って決める場合などはカードを持ち帰り、あとからでもカードのQRコードを読み取り寄付申込ができるそうです。

「カードが減っていると嬉しくなります」(西嶋さん)

■「その場でふる納」の流れ

06_その場でふる納.png

4~10月のドライブシーズンには、道の駅は多くの人で賑わいます。そこでふるさと納税を周知することは、実際に道の駅を訪れた多くの方の目に留まり、町の特産品を知ってもらい寄付に繋げる有効な手段になります。「ふるさと納税業務」と「道の駅運営」の両者を行っている観光協会ならではの活用法だと感じました。

また道の駅が閑散期に入る11月以降、ふるさと納税は繁忙期になります。この2軸展開により、地元事業者の販路拡大と、年間を通した安定的な稼働を目指しているそうです。

「ふるさと納税のお礼品として地元の特産品をより多くの方に知っていただき、実店舗での稼働が少なくなる時期でも、地元の事業者の安定的な稼働につながればと考えています」(西嶋さん)

町のシンボル「道の駅」を拠点とした交流人口増加を目指す

この取り組みは今春から始まったばかりです。

道の駅という場所を通して、寄付者様は実際のお礼品を見たり味わったり、また生産者さんの想いを知ることができるようになりました。そして事業者様も寄付者様の動向を把握し、生の声を聞くことができる機会が増えるようになりました。

「この取り組みにより、事業者様の認知度が向上し、事業の底上げや地域活性化につながることを目指しています」(西嶋さん)

事業者様と寄付者様の距離が縮まり、双方に声が届きやすくなったこの流れが今後のお礼品提供にも活かされることと思います。

最後に皆さまへのメッセージをいただきました。

「安平町の特産品はチーズやメロンが有名ですが、他にも魅力的な農畜産物がたくさんあります。設立したばかりの義務教育学校「早来学園」も話題です。ぜひ安平町へお越しください!」

05_あびら観光協会 西嶋基さん.pngあびら観光協会 西嶋基さん

多くの交流が生まれる道の駅を通して、安平町の関係人口も広がりを見せています。

「道の駅あびらD51ステーション」を訪れた際は、ふるさと納税コーナーにもぜひご注目ください。

▼北海道安平町のふるさと納税はこちら
https://www.satofull.jp/town-abira-hokkaido/