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フレ!フレ!みんなのふるさと納税!
さとふるがお届けする地域情報サイト

2026/06/01

ふるさと特産品PRコンテストが生んだ新しい応援のかたち

福島県下郷町 受賞作品を通じて広がる、ふるさと納税と地域の魅力

ふるさと納税は地域への寄付を通して、さまざまな地域の特産品に出会えます。

「さとふる」では、こうした出会いをさらに広げるため、地域の魅力を発信する場として2025年12月から2か月間にわたり「全国へ届け!ふるさと特産品PRコンテスト」を実施し、全国から100作品の応募が集まりました。コンテストは高校生や一般の方を対象に、お礼品の魅力を自分らしい言葉や写真でが伝える作品(写真・キャッチコピー・エピソード)を募集しました。

コンテスト結果発表ページはコチラ>>

2026年3月にはコンテストの授賞式を開催しました。授賞式には受賞者のほか、作品の題材として選ばれたお礼品を提供する自治体やお礼品事業者が来場し、それぞれの特産品への想いを聞く機会にもなりました。

今回は高校生部門優秀賞を受賞したしもごろーさんと、作品の題材となったお礼品を提供する福島県下郷町 湯六庵の方々のメッセージのほか、さとふるで本コンテストを企画したお客様サービス推進部サービス推進グループ石橋さんに話を聞きました。

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地域への想いが集結した授賞式

受賞作品の多くは、単なる「おいしさ」の紹介にとどまらず、地域の風景や人との思い出、日常の中での特産品の存在が丁寧に表現されていました。また授賞式では、受賞者、自治体、お礼品事業者それぞれの立場から地域への想いが語られました。

高校生部門優秀賞を受賞したペンネーム しもごろーさんの作品をご紹介します。

素朴な甘さにほっと一息、 次の一歩へチャージ!

福島県下郷町は、母のふるさとです。毎年、祖母から届く湯六庵のくるみようかんは、私が幼い頃から食べてきたおやつです。素朴で優しい小豆の甘さとくるみの香ばしさが口いっぱいに広がり、ほっとさせてくれます。テニスの試合の日、受験勉強に励む日々、いつもお守りのように私のそばにあり、一口食べると緊張や疲れがほぐれ、「また頑張ろう」という気持ちになります。実はこの味、一度は途絶えかけた伝統を6人の有志が必死に守り抜いたものです。私の名にある「里」という字には、ふるさとを大切にしてほしいという願いが込められています。祖母の優しさと作り手の熱意は、遠く離れた大阪の地にまでしっかり届いています。この味を広く知ってもらい、未来へ繋ぐことが、私の「里」への恩返しです。

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しもごろーさんの応募写真

─受賞した感想を教えてください

しもごろーさん:「小さいころから祖母が下郷町から送ってくれる湯六庵のくるみようかんを食べると、温かい気持ちになり、『勉強を頑張ろう!』と力が湧いてきました。この受賞をきっかけに、くるみようかんの魅力をより多くの方に知っていただき、実際に味わっていただければ嬉しいです。

私はこれまで自分の気持ちを伝えることがあまり得意ではなかったのですが、この経験を通して自分の言葉で伝えることに挑戦していきたいと思いました」

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高校生部門優秀賞を受賞したしもごろーさん

続いて、題材となったお礼品を提供する湯六庵の方に感想をうかがいました。

─作品の感想を教えてください

湯六庵 渡部勝恵さん:「私たち湯六庵一同は、この優しくて元気の出るフレーズがとても心にしみて、『ありがとう』という気持ちでいっぱいになり、思わず涙が出ました。

前身の朝日屋製菓さんは東日本大震災とご夫婦が高齢となったことを理由に廃業を決断されたのですが、とてもおいしい地元の名物をなんとか残せないかと探る中で、見つけたのがこのくるみようかんでした。やると決めてから、朝日屋製菓のご夫婦の厳しいスパルタ指導を受け、今日に至ります。くるみようかんを愛していただき、本当にありがとうございます!」

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しもごろーさんとお礼品を提供する下郷町観光協会・湯六庵のみなさま

また前身の朝日屋製菓さんご夫婦からそれぞれにいただいたコメントもご紹介します。

朝日屋製菓 ご主人:「私は17歳で菓子職人の世界に入り、東京で修行し、31歳でふるさとに戻り開業しました。くるみようかんは試行錯誤の末に完成したお菓子です。百合根を入れたり、牛皮を混ぜたりと工夫を重ねましたが、最終的にこの土地に合うのはくるみでした。このような機会をいただき感謝しています」

朝日屋製菓 奥様:「くるみようかんはすべて手作りで時間がかかりますが、無添加で丁寧に作っています。おいしいと言っていただけることが何よりの励みです。私自身、この文章に感動しました。くるみようかんを愛していただき、本当にありがとうございます」

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湯六庵のくるみようかん

"地域と人のつながりを創出したい"PRコンテストに込めた想い

この作品について、さとふるでは次のように評価し、最優秀賞として選定しました。

"勉強机を背景に、ひとくちサイズのようかんを手にした写真から、「頑張る時間に寄り添う存在」という作品のメッセージがひと目で伝わります。ふるさとから届く大切な思い出の味であること、そして途絶えかけた伝統を守り抜いた背景にも触れながら、この味を未来へ受け継ぎたいという想いを、実際に「応募」というかたちで行動に移していることが印象的でした。"

このほかにも授賞式では、受賞した全16作品を紹介しました。中には生産者が涙する場面や、自治体・事業者と来場者の間で温かい交流が生まれる様子も見られました。

さとふるにおいて、新たな取り組みとなった「ふるさと特産品PRコンテスト」。このコンテストを企画した石橋さんに実施した感想を聞きました。

コンテストや授賞式を実施していかがでしたか?

石橋さん:「授賞式当日は、自治体・事業者の方々と受賞者の高校生が同じ空間に集まり、それぞれの想いや温かい言葉が交わされる様子にとても心を動かされました。特産品への関心はもちろん、『目の前にいるこの人を応援したい』という気持ちも自然と高まっていくように感じられ、そのような体験はこの企画ならではの価値だったと感じています」

コンテストを開催した経緯を教えてください。

石橋さん:「ふるさと納税を通じて地域を応援してくださる寄付者の方との接点を、これから先どう広げていけるだろう、と考えたことがきっかけでした。コンテストを開催することで、応募者の方は自分のふるさとやゆかりのある地域の特産品を見つめ直し、その魅力を自身の言葉や表現で発信いただく機会をつくることができます。さらに、応募いただいた作品をさとふるのサイトを通じて全国の寄付者の方に見ていただければ、今までと違う目線で『特産品の魅力』に触れていただける機会になると考えました。高校生を含め、一般の方から応募を募ることによって、一人ひとりの生活やストーリーが見えてくるので、普段見ている情報とはまた違った角度から特産品や地域の魅力が伝わるのがこの企画の特長だと思います」

苦労した点を教えてください。

石橋さん:「会社としても今までにない取り組みだったため、募集開始までの準備や本当に応募が集まるのかが不安でした。しかし募集を開始してみると、自治体の方がSNSで情報発信してくださったり、チラシを見て高校の授業の中で取り組んでくださったり、徐々に応募が増えてきてうれしかったです。私も実際にたくさんの作品を見て、地域や特産品には、その土地ならではの思い出やストーリーがあることを改めて感じました。今後も、そうした魅力が広がるきっかけを作っていけたらと思っています」

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授賞式運営メンバーとコンテスト担当者の石橋さん(写真右から2番目)

"伝える力"が地域を動かす

コンテストを通じて明らかになったのは、「伝える力」が地域の魅力を高めるということです。ふるさと納税は、地域の未来を支えるだけでなく、人と人とのつながりを生む仕組みでもあります。

今後は、特産品の魅力だけでなく、その背景にあるストーリーや地域の取り組みを発信していくことが、ふるさと納税の重要な役割となっていきます。自治体や事業者にとっても、寄付者との関係を深める新たな機会となり、継続的なファンづくりにつながることが期待されています。

最後に副社長青木からのメッセージを紹介します。

青木さん:「さとふるの事業の中には、日頃から地域や特産品の魅力を発信することもありますが、今回の応募作品を拝見し、改めて多くの気づきをいただきました。
特産品の良さが伝わるだけでなく、思い出や情景が重なり、自分自身の経験と重ね合わせながら読むことができる作品が多くありました。また、まるでその場にいるような感覚を味わえる、共感を生む表現が印象的でした。
コンテストを通じて、プロの立場でもなかなか表現できないような、想いのこもったPRが多く寄せられたことを大変嬉しく思っています。

ふるさと納税は特産品を知るだけでなく、その先にある地域に興味を持っていただくきっかけになればと考えています。そこから新しいご縁が生まれることも、この制度の大きな魅力だと感じています。
今回の作品を一人でも多くの方に届けることで、新たな出会いが生まれることを期待しています。

改めて、ご参加いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。ありがとうございました」

  

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福島県下郷町 湯六庵「くるみようかん」