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2026/03/12

寄付額180%増を実現。米づくりの誇りを茨城町から全国へ

茨城県茨城町 株式会社石崎商店 特集掲載を機に加速するふるさと納税

茨城県茨城町は、県の中央部に位置し、水と緑に恵まれた自然豊かな町です。ラムサール条約登録湿地「涸沼(ひぬま)」を有し、日本三大しじみの一つ「ヒヌマヤマトシジミ」が獲れる水辺のまちとして知られています。さらに平坦な地形と温暖な気候を活かし、古くから農業を基幹産業として発展してきました。メロン、栗、常陸牛など、多彩な農畜水産物に恵まれていますが、なかでも代表的な農産物が「お米」です。ふるさと納税においても、安定した人気を集めるお礼品となっています。

今回は、米づくりが盛んな茨城町のふるさと納税事業に取り組む、茨城町 町長公室 秘書広聴課 ふるさと納税推進室の立原さん、茨城町でお米を販売するお礼品提供事業者「株式会社石崎商店」の松下さんに話を伺いました。

「ふるさと寄付金倍増計画」をきっかけに本格始動。茨城町のふるさと納税

茨城町がふるさと納税に本格的に力を入れ始めたのは、「ふるさと寄付金倍増計画」の策定がきっかけでした。「町の魅力をより多くの人に届け、地域経済の循環を生み出したい」という想いから、体制づくりとお礼品の拡充に取り組み始めました。

現在ふるさと納税を担当する立原さんが着任したのは約2年前。それまでさとふるでの掲載が約30品だったお礼品は、事業者への丁寧な声かけと発掘を重ね、現在では約200品へと拡大しました。

「実際に事業者さんに直接会ってお話を聞くと『こんな品物も作っているよ』と教えていただくことも多くて。町の中には、まだまだ知られていない魅力ある特産品がたくさんあると感じました」(立原さん)

茨城町 ふるさと納税推進室の立原さん

一方で、商品ページの作成や写真撮影など、慣れない業務に戸惑う事業者も少なくありませんでした。そこで町職員が事務作業をサポートし、安心して参画できる環境づくりを進めてきました。こうした積み重ねが実を結び、町全体の寄付額はこの3年間、毎年約1億円ずつ増加し、2025年度は約5億円に到達しました。

お礼品ではペットシーツの定期便や、旬のメロンが人気を伸ばしていますが、特に大きな柱となっているのが「お米」です。農業を基幹産業とする茨城町にとって、お米は地域を代表する存在といえます。

約3,000戸の生産農家と築く、石崎商店のこだわり

茨城町のお礼品提供事業者として主力を担うのが、1972年創業、50年以上の歴史を持つ米の卸売会社「株式会社石崎商店」です。町内外の約3,000戸の生産農家と向き合いながら、地域の米づくりを支えてきました。

「石崎商店では、生産者一人ひとりの顔や圃場の特徴、栽培へのこだわりや工夫など、米づくりの背景までを把握したうえで米の検査を行っています。ただ品質を見極めるだけでなく、作付け段階からフォローを重ねることで、高齢化が進む米農家の後継者支援や信頼関係の構築にもつなげていきたいと考えています」(松下さん)

こうした丁寧なコミュニケーションが、結果として高品質なお米の安定生産を支えています。

株式会社石崎商店の松下さん

また、登録検査機関として玄米の等級検査を実施するだけでなく、精米工程においては食品安全マネジメントシステムの国際認証「FSSC22000」※1を取得。味と安全性の両面から、徹底した品質管理を続けています。

※1 Food Safety System Certification 22000の略であり、FSSC22000財団(Foundation FSSC22000)によって開発された食品安全のためのシステム規格です。

2025年6月からさとふるのお礼品として登場し、人気を集めているお米が石崎商店の「にじのきらめき」です。にじのきらめきは、登熟期の高温に強く、一等比率が7〜8割と高水準を維持できる品種で、安定した品質を確保しやすいのが特長です。さらに石崎商店では、独自に設けた「食味値75点前後」という基準を満たしたものだけを選び抜いています。

お米の検査の様子(写真左)と精米・袋詰めされた「にじのきらめき」(写真右)

「ふるさと納税をきっかけに、茨城町のお米を知ったという声をいただけることが嬉しいです。そこから味に納得してリピーターになってくださる方もいらっしゃいます」(松下さん)

こうした品質へのこだわりが、ふるさと納税においても着実な信頼を築いています

さとふるの特集掲載から寄付拡大へ。三者連携の成果

茨城町のふるさと納税の大きな転機となったのが、さとふるの「比べてびっくり!特別な寄付額のお礼品特集」に「にじのきらめき」が2025年9月に掲載されたことです。

きっかけは、さとふるの担当者が石崎商店のお礼品に注目し、声をかけたことでした。掲載に至るまでには、寄付額の設定や見せ方について、茨城町と石崎商店で何度も協議を重ねました。

「特集に掲載する以上、寄付者の方により『選んでよかった』と思っていただける内容でなければならないと感じていました。石崎商店さんとも話し合いながら、納得できる形を模索しました」(立原さん)

比べてびっくり!特別な寄付額のお礼品特集ページ

特集掲載後は大きな反響があり、2025年度の寄付額は2024年度と比べて大きく増加しました。

茨城町の寄付額は、2024年度の約3億5,000万円から2025年度は約5億円に到達する見込み※2です。特に「さとふる」経由では、2024年度比で寄付額が約180%増、寄付件数は約230%増、新規寄付者数も300%以上増加しました。驚くべきことに、「さとふる」での年間寄付額が初めて1億円を突破しています。

これは、茨城町・石崎商店・さとふるの三者が連携し、寄付者の方々に満足してもらえる内容を追求した成果ともいえます。

※2 2025年度の数値は、2026年2月末時点の見込み額(取材時点)です。

立原さんと松下さんの打ち合わせの様子

「これまで茨城町のお米は、他の有名産地に埋もれてしまうことも多かったです。でも、この特集に掲載したことで『にじのきらめき』を知っていただき、そこから茨城町のほかのお礼品にも目を向けていただけるようになりました。『茨城町』という名前を知っていただく機会が増えたことが、何より大きな成果だと受け止めています」(立原さん)

「たくさんの寄付をいただき、注文が入ることは素直に嬉しかったですね。多くの方に茨城町のお米を知ってもらえたこと、地元に貢献できたという実感にもつながり、本当に良かったと感じました」(松下さん)

寄付金が支える、まちの未来

ふるさと納税で寄せられた寄付金は、子育て支援や福祉、生活基盤の整備など、まちの暮らしに直結する分野に活用されています。小学校新入生へのランドセル贈呈や、高齢者などの移動手段を確保するためのデマンド型乗合タクシーの運行補助にも充てられています。そのほか、防災設備の整備や救急車・消防車の更新、防犯カメラの設置などにも活用され、子どもから高齢者まで安心して暮らせる環境づくりを後押ししています。

寄付金を活用したランドセル贈呈の様子

「寄付してくださった方の想いが、まちの中で形になっていることをきちんと伝えていきたいです」(立原さん)

石崎商店のお米のように、茨城町ならではの特産品への寄付が、まちの安全や子どもたちの未来を支えています。

応援したくなるまちを目指して

茨城町では今後、寄付金の使い道の発信をさらに強化するだけでなく、お礼品に対する作り手の想いや田畑の風景などの魅力を、ふるさと納税を通じて全国の人に知ってもらえるような挑戦をしていきたいと考えています。

「ふるさと納税は単なる財源ではなく、作り手一人ひとりの活力にもなっています。寄付をきっかけに、茨城町を少しでも身近に感じていただき『また応援したい』『一度訪れてみたい』と思っていただけたら嬉しいですね」(立原さん)

石崎商店も次の一歩を見据えています。ふるさと納税で広がった認知を追い風に、自治体とのさらなる協業や海外展開も視野に入れているといいます。

「これからも品質に妥協せず、安心して選んでいただけるお米を全国に届け続けたいと思っています。また生産者に対しても、自分の作ったお米がどこへ届けられているのか、ふるさと納税によってどのような貢献につながっているのかを伝えて、米作りにもっと誇りを感じてもらいたいです。ゆくゆくは、生産農家と消費者をつなぐ地域のお米事業者の橋渡し役になりたいですね!」(松下さん)

茨城町の田んぼの様子

茨城町のお米をきっかけに、町の魅力を全国へ広げ、地域へと還元していく。その循環が、寄付者とまち、生産者を結び、未来へとつながっていきます。

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