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2024/02/14

新庄市の美味しいお米を全国へ

新庄屋 地域との関係を大切にしながら取り組むふるさと納税

東北地方の中心部に位置し、古くから人とモノが行きかうまちとして栄えてきた山形県新庄市。そんな新庄市でとれるお米を中心とした農畜産物の小売・卸売業を営む「新庄屋」の代表取締役 佐藤光さんに話を伺いました。

大切にしているのは農家とのコミュニケーション

2011年創業の新庄屋。創業のきっかけは地元の友人が生産するお米を売り始めたことだったそうです。当時はチラシを撒くところからのスタートでしたが、次第にチラシを見た人から発注をもらうことが多くなり、そのうちECサイトでの販売を開始、ついには法人化に至りました。

20代前半での創業だったこともあり、はじめは農家の信頼を得ることが大変だったと当初を振り返り話す佐藤さん。少しずつ信頼関係を深め、取り扱い数を拡大していったそうです。農家との関係を大切にしていることが伝わるエピソードを教えてくれました。

「お米は流通の特性上、消費者のもとにどのように届き、食べてもらったのかが分かりにくいんです。なので、時々ふるさと納税のランキングを印刷して見せにいったり、口コミを共有したりすると、とても喜んでもらえます。生産者とのコミュニケーションを密に取りながら一緒にやっていくのが自分のスタイルです。」(佐藤さん)

株式会社 新庄屋 佐藤光さん

新庄市の美味しいお米を届けるために

お礼品について伺ったところ、新庄市のお米の魅力と、発送について心がけていることを教えてくれました。

「新庄市は平地ではないため作業効率が悪く、あまり多くのお米がとれる地域ではありません。しかし新庄市のような閑散部は、寒暖差が大きいため、とても美味しいお米ができます。新庄屋では、そんな新庄市の美味しいお米を全国に知ってもらえるよう、鮮度を大切に極力早く発送することを心がけています。」(佐藤さん)

通年を通して安定した供給ができるよう、特に在庫管理には気を付けているそうです。"新庄市のお米の美味しさを広めたい"という、熱い想いを伺うことができました。

新庄市の田んぼの様子

ふるさと納税を始めたきっかけ

新庄屋がふるさと納税での取り扱いを始めたきっかけについて伺いました。

「ある時、出店先のECサイトでの売り上げが急激に落ちた時がありました。色々と原因を調査していたところ、ふるさと納税が影響していることが分かり、それならば自分も挑戦してみようと思い、始めたのがきっかけです」(佐藤さん)

ふるさと納税を始めたところ、なんとお米の売り上げが40%も上がったそうです。

設備投資や従業員の増員など多くの変化も

ふるさと納税を始めて売り上げが伸びたことによる具体的な変化を聞いたところ、設備投資や従業員の増員など多岐に渡る影響があったといいます。

「まず設備投資については、これまで袋詰めを手動でやっていたところを機械化しました。当時は自分のおばあちゃんにまで手伝ってもらうなど、どうにかして全て手作業で行っていましたが、年末のさとふるの影響が大きく、"これはもう機械化するしかない"と設備導入に至りました。大きな費用がかかるので、ふるさと納税を始めていなければ踏み切れていなかったかもしれません。」(佐藤さん)

「また、従業員も増員し、若手社員や女性社員がメンバーとして加わりました。ちょうど商品パッケージの改善を考えていたためデザイン候補を出してもらったところ、これまでとは違った視点の意見を聞くことができて参考になりました。結果的に、他のお米のパッケージにはなかなか見られない、モノトーンなデザインに仕上がり、差別化にも繋がりました。」(佐藤さん)

新庄屋 山形県産 はえぬき

さとふる担当者からの助言により和牛の取り扱いを強化

さとふる担当者とのやり取りで印象に残っていることについても教えてもらいました。

「『昨今の傾向から、今後国産牛の人気が出てきそうですよ』という情報をさとふるさんからいただきました。以前から牛肉のお礼品も扱ってはいたのですが、更に取り扱い数を増やすため加工場を新設しました。スライサーを導入したことでブロック肉を仕入れて自社工場で処理ができるようになったり、瞬間冷凍庫を導入したことで質の向上に繋がったりと、1つの事業として軌道に乗せられるだけの環境を作ることができました。昨年比で牛肉の寄付が増えており、さとふる担当者の助言が大きかったのではないかと思っています。」(佐藤さん)

【山形牛】黒毛和牛 A4・A5ランク 厳選部位

また、さとふるの受注管理体制についても聞きました。

「毎朝さとふるから届くメールの確認が僕のモーニングルーティンになっています。昨日どのような動きがあったのか、受注数の確認、管理がとてもしやすいです。また、発送時の伝票も準備してもらえるので、あとはそれを貼って出すだけ。生産に集中できてとても助かっています」(佐藤さん)

地元の農家へ貢献したい

創業からこれまで、地元農家との密なコミュニケーションを大切にしつつ、成長を遂げてきた新庄屋。最後に今後の展望についても伺いました。

「僕たちは平均よりも高値で地元農家から仕入れを行っています。農家からは『新庄屋は高く買ってくれるし、上手に売ってくれる』というイメージを持ってもらえているのではないかと思います。地元農家の所得の向上に貢献できていることは、非常にやりがいに感じています。今後もその期待に応えていけるよう、さとふるさんからいろんな情報をもらいつつ、試行錯誤していきたいと思っています。」(佐藤さん)

また、地元の若者たちに"ふるさと納税を活用することで、地方にいても全国にものを届けることができ、会社の売り上げを立てながら地域に貢献することができる"ということ伝えていきたい、という熱い想いも話してくれました。

今後も、地域に根差した新庄屋のさらなる挑戦に注目です。

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